葬儀に関する情報開示も進み、インターネットでいくらでも情報収集できるようになった現在でも、何故葬儀社選びが難しいのでしょう?

A.情報が多すぎて何を参考にすれば良いのか分からない。

試しにグーグル検索で、『あなたの住む地域+葬式(家族葬etc)』で検索してみてください。ものすごい数のサイトが出てくると思います。

そして真っ先に出てくるサイト(広告枠)のほとんどは、お調べ頂いた地域の葬儀社ではありません。だいたいが「葬儀紹介サイト」…いわゆる、葬儀ブローカーのHPです。

これらのサイトは、インターネット上で葬儀社を探している消費者を自分のサイトに集客し、依頼を受けた後葬儀社を紹介し、仲介手数料を葬儀社から受け取るというビジネスモデルです。

今やそういった葬儀紹介サイトが乱立しているのですが、内容も価格も似たり寄ったりで、消費者にはその違いが分からないという点があります。
それはそうですよね。自分たちで葬儀のお手伝いをする訳ではありませんので、差別化できるところがありません。

また、価格のみで比べることが、お葬式を選ぶ際に本当に適当なのか?という問題があります。
今や、何でもインターネットで検索し商品を購入する時代です。コモディティ商品を購入するなら、私もスマホで検索して安い商品。又は知人が良いと言っていたものを参考に購入します。

ただ、お葬式はコトがコトだけに、SNSなどであの葬儀社が良かった。悪かった。といった情報は滅多に入りません。

そうすると、選ぶ基準が価格しかないじゃないか?

と、思ってしまいますが、あくまで価格は選択する基準の一つと捉えた方が良いと思います。
お葬式の満足度を大きく左右するのは、祭壇や御棺・骨瓶などの物的サービスではなく、心ゆくまでお別れできたか?家族や近しい人たちで弔いの時間を共有できたか?故人が喜ぶ(と、家族が実感ができる)ようなお葬式ができたか?

など、心理的な要因や、人的サービスなどが占める割合が大きいと感じます。
その想いを叶えるために、我々葬祭ディレクター(担当者)がいるのです。

つまり、葬儀社選びには、『適正価格』プラス『人的サービスの充実』がポイントとなります。

では、どうすれば良いスタッフがいる優良な葬儀社を見つけることができるのでしょうか?

続きはまた次回にさせて頂きます。

小杉