最近のひとりごとでは、葬儀に関する記事が多かったのですが、触れない訳にいきませんね。現在、情報誌を作成中なのですが、このような時期だからこそ発信することの大切さを痛感します。
今、自宅で困っている高齢者の皆さんに、少しでも有益な情報を届けたい。助けになりたい。その一心で記事を作成しております。もう少しお待ちください。

なぜ日本の首脳の声は心に響かないのか

昨日、小池都知事から、東京都民に向けて、今週末の外出自粛要請が出ました。
賛否両論(というか否の意見がほとんどですが)様々な声が飛び交っています。
さらに今日になって、関東圏の首長から外出自粛要請が出始めました。オリンピックが中止になった途端に大きく情勢が動き始めました。
政治的なことを語る場ではないので、最低限に控えますが、決定的に違うのはリーダーシップです。
いきなり来週から全国一斉に臨時休校だ!と、細かい説明もない我が国の首相。
週末は外出控えよう!と呼びかけるも、何の補償の話をしない都知事。

一方、ドイツのメルケル首相のテレビ演説

対してドイツのメルケル首相は、全国民に向けて12分間のテレビ演説を行いました。その日本語訳をここで貼り付けようかと思ったのですが、あまりにも長すぎるのでかいつまんで説明します。(それでも長いです。ご了承下さい)
太字だけ読んでも意味が伝わるように書いてあります。

第二次大戦以来の危機

親愛なる国民の皆様
コロナウィルスが私たちの日常を脅かしています。これはかつてないほどの試練だと言います。どれ位の試練かというと、第二次世界大戦以来の試練である。といいます。(ドイツにとって第二次大戦以来というのは、非常に大きな危機であることを示しています。ナチス以来の危機)

しかし、私は乗り越えられると信じている!

しかし、市民の皆さんがこの課題を自分の課題と理解し行動すれば、乗り越えられると信じている。
現在コロナウィルスに対する治療法もワクチンも開発されていない。その中で唯一できることは、ウイルスの拡散スピードを緩和して、数か月にわたり引き延ばすこと。これが私たちすべての行動の指針。
薬やワクチンを開発するための時間であり、発症した人ができる限り良い状況で治療を受けられるようにするための時間。
ドイツは素晴らしい医療システムを持っているので、希望を持ってください。しかし、それでも症状のひどい患者が短期間で多数入院してきたら、崩壊してしまいます。
首相として、医療・介護サービスやその他、我が国の病院をはじめとする医療施設で働いているすべての方に心から感謝します。

医療機関への感謝を述べた後

困難が襲ってくるが、政府は雇用を守るために可能なことを全て行うから安心してください!(すぐに90兆円規模の経済政策)

拡散スピードを緩やかにすることが一番重要です。そのために1つのことに賭けなければならない。それが公的生活の制限です。もちろん理性と判断力を持って。
共同体を脅かす可能性のあるものすべてを減らさなくてはならない。いまだかつてない制限が、民主主義にどれだけ厳しい介入かを理解している。それでも命を救うためにやらなくてはならないのだ。
経済全体にとって今は非常に困難な状況。今後いっそう困難になるでしょう。
私は皆様に約束します。政府は経済的影響を緩和し、特に雇用を守るために可能なことを全て行います。
政府は必要なものをすべて投入する能力があり、それを実行に移す予定です。

食料供給は維持するので買占めは無意味だし間違ってるよ。

スーパーのレジの方。こんな大変な時にありがとう!

食料品の供給は止まりませんので安心してください。備蓄は意味があります。しかし限度をわきまえてください。買占めは無意味ですし、間違った行動です。
ここで、スーパーのレジの方、商品を補充している方、困難の中お店を維持してくださりありがとうございます。
コロナウィルスは、私たちがどれだけ脆弱であるか、どれだけ他人の思いやりのある行動に依存しているかを教えてくれます。それはつまり力を合わせる行動で、自分たちを守りお互いに力づけることができるこということです。
一人一人の行動が大切なのです。握手はしない。よく手を洗う。最低1,5m人との距離をとる。お年寄りは特に感染の危険性が高いので接触しないのがベスト。

辛い時こそ近くにいたいと思いますよね。けれど、今は逆が正しいのです。接触は止めましょう。

社会として別の相互扶助の形を見つけましょう!

緊急の時こそお互いに近くにいたいと思うものです。けれども今は、残念ながらその逆が正しいのです。現在は本当に控えるべきです。
専門家が「おじいちゃんとおばあちゃんと孫が今は一緒にいてはいけない。」というのには理由があるのです。
私たちは、家族として、また社会として別の相互扶助の形を見つけるでしょう。
行為を示す別の方法を見つけましょう。電話・メール・手紙。お年寄りの代わりに買い物に行くという助け合いの例も話題になっています。
私たちがお互いに一人にさせないことを社会として示すことになるでしょう。
私たちは強制ではなく、知識の共有と協力によって生きています。これは歴史的な課題であり、力を合わせることでしか乗り越えられません。

皆様ご自愛ください。そして愛する人たちを守ってください。ありがとうございました。

どうです?全く違いますよね。我が国の対応と。
私は、ドイツ国民が羨ましくなりました。
国民へ誠心誠意の気持ちを伝え、感謝を伝え、皆で困難を乗り切ろうと鼓舞し、最大限雇用を守ると宣言し、実際に90兆円規模の経済対策を行ったドイツのメルケル首相。
民主党が3.11でリーダーシップが発揮できなかったように
コロナショックで、現在の首長の能力がにじみ出てきました。
私のように小さな葬儀社の社長になって5年程度の若造が言うのもなんですが、やはりリーダーシップというのは、困難な時こそ浮彫りになります。
しかし、その方々を選んでいるのは、我々市民。
政治についても大きく考えを見直す時だと思います。
代表 小杉英介